10/10/27 15:39:04.01 258hrapC0● BE:434562833-PLT(12000) ポイント特典
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「騙す奴も悪いが、騙される奴はもっと悪い」 中国は緊張社会
MAO的コラム 中国語から考える 第112回-相原茂
中国では気が抜けない。いつも周りに注意を払っている。騙されるなよ、騙されるなよ、と自分に言い聞かせる。
これはたまに帰国する中国人が私に話してくれたことだ。日本でのんびり平和に暮らしているから、知らぬ間に「日本平和ぼけ」になっているのだという。
中国には「騙す奴も悪いが、騙される奴はもっと悪い」という言い回しがある。
私なんぞは、ぼんやり街を歩いているせいか、よく中国で話しかけられる。騙しやすく見えるのだろうか。
たいてい早口でまくしたてるが、財布をなくしたとか、いま困っているとか、早い話、騙しである。
そういうときは中国語が分からない振りをして、“No thank you,I can’t understand what you said.”とか何とか適当な英語を口にする。それであきらめてくれる。
タクシーに乗るぐらいのことでも緊張感がある。メーターは正しく動いているか。わざと遠回りをされていないか。そんな思いが常にある。
この間、北京でタクシーに乗った。行き先を告げると運転手は大丈夫、任せておけという。ところがどうも頼りない。
案の定、携帯を取り出して友だちだかタクシー会社の誰だかに電話をして行き方を訊ねている。
ちょっと早口の北京語でまくし立てている。こちらが外国人だから分からないだろうと踏んでいるのかも知れない。
確かに早口の北京語は聞き取りにくいが、何を話しているかぐらいは見当がつく。面子があるから「知っている」と言ったのだが、こんな北京の運転手はほほえましい。
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