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自殺予防きめ細かく 城陽で電話相談サービス開始
城陽市は今秋から、地元のＮＰＯ法人「で・らいと」と協力し、自殺予防のための電話相談サービス・グリーンコールを始めた。
山城地域の市町村では初の試み。併せて大切な人を失う悲しみの連鎖を断ち切るため、２３日に１回目のシンポジウムを市内で開く。
京都府内の自殺者は近年、６００人前後の横ばいで推移している。
全国いのちの電話や府の相談電話に加え、よりきめ細かな予防線を張ろうと
城陽市は同法人への事業委託費約７２０万円を本年度予算に計上した。
グリーンコールは９月に開設。毎週月曜の午後５時～８時、専用の携帯電話０９０（１５８８）１３３８で、スタッフ３人が対応している。
週明けに相談日を設定したのは、多重債務や家庭内暴力など幅広い相談内容に対し
行政や警察など支援機関との調整を迅速にするためという。
で・らいとによると、９月中の電話は男女から５件。自殺をほのめかすような発言はなく、病気や職探しの不安が寄せられた。
「周知を図り利用を増やしたい」としている。
シンポジウムは本年度に３回行う。２３日は午後２時から寺田の福祉センターで
自死遺族や支援者を交えて自殺の現状や予防策を考える。
無料。定員約１００人で予約不要。
URLﾘﾝｸ(www.kyoto-np.co.jp)