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<付審判>巡査長が無罪主張 宇都宮地裁で初公判
毎日新聞 10月21日(木)12時13分配信
栃木県西方町で06年、職務質問に抵抗を示した中国人男性(当時38歳)に発砲し死なせたとして、付審判決定を
受けて特別公務員暴行陵虐致死罪に問われた県警巡査長、平田学被告(34)は21日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)
の初公判で「間違いがあります」と否認し、無罪を主張した。
検察官役の指定弁護士は「男性の攻撃は激しくなく拳銃を取り出す必要はなかった」と主張、弁護側は「発砲は適法」
と反論した。
起訴状に当たる地裁の付審判決定(09年4月)によると、平田被告は鹿沼署真名子(まなご)駐在所の巡査だった
06年6月23日夕、西方町の路上で職務質問しようとした男性が逃げた上、石灯籠(どうろう)の一部を振り上げ抵抗
したため、拳銃を1発発射し腹部に命中させ死亡させたとしている。
宇都宮地検の不起訴処分に対し、告訴していた男性の遺族が08年8月に付審判請求し、地裁が認めた。遺族が
県に賠償を求めた民事訴訟では、地裁が09年4月、発砲を妥当と認め請求を棄却している(遺族側が控訴)。
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