10/10/08 20:04:50.01 2zCTS55JP BE:1455975195-PLT(12001) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/gomi1.gif
武田薬品、米Envoy社と統合失調症治療薬の創製を目的とする3年間の共同研究契約を締結
武田薬品工業株式会社とEnvoy Therapeutics Inc.は、このたび、従来の治療薬よりも
有効性・安全性に優れた統合失調症治療薬の創製を目的とする3年間の共同研究契約を締結しましたので、
お知らせします。
Envoy社が保有するbacTRAPR 技術は、米国政府の助成金を受けてロックフェラー大学で
実施された中枢神経系遺伝子発現アトラスプロジェクトの研究成果に基づき確立されました。
最新の遺伝子工学と分子生物学を組み合わせた本技術によって、多種多様な細胞型が混在する中枢神経系の中で、
疾患に関わる特定の細胞型で起きている遺伝子発現を、細胞を分離することなく可視化し、精緻に解析することにより、
新たな創薬ターゲットを見出すことが可能となります。
武田薬品の連結子会社である武田研究投資株式会社では、タケダグループの将来の創薬基盤強化につながる
革新的な本技術に着目し、2009年10月に同社に出資しました。
本契約では、まずEnvoy社がbacTRAPR技術を用いて、統合失調症と関連性のある脳の特定の
細胞型における遺伝子発現を解析し、その細胞型に選択的に発現するタンパク質を同定します。
それらタンパク質をEnvoy社および武田薬品においてさらに精査し、統合失調症治療薬のターゲットと
なりうるタンパク質を選び出します。
武田薬品は契約一時金3百万米ドルを支払うとともに、年間2.25百万米ドルの研究費を負担します。
また、化合物が臨床開発または販売に至った場合、武田薬品は進捗に応じたマイルストン、ロイヤルティを
支払います。
URLリンク(release.nikkei.co.jp)