10/10/05 15:12:33.02 ixUnjfxj0 BE:1294584858-PLT(12001) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/dokuo.gif
『まんがタイムきらら』で連載されていた4コマ漫画『けいおん!』の映画化が決定した。
4コマ漫画原作の映画化は『自虐の詩』『猫ラーメン大将』『おのぼり物語』と実写映画が続いていたが長編アニメ映画は2003年の『ぼのぼの』以来となる。
また芳文社の『まんがタイムグループ』では初の映画化作品の誕生となった。
さて、近年は「萌え4コマブーム」とも呼ばれるが、映画化までされた4コマ原作のアニメ映画は『けいおん!』以外には見当たらない
(一応『あずまんが大王』の例はあるものの『あずまんが』は6分間のスペシャル短編である)一体何が魅力なのであろうか。
『けいおん!』の魅力については近年の萌え4コマと呼ばれるジャンルについて解説しておきたいと思う。
萌え4コマについて、芸能界屈指の4コママニアである天津の向清太朗氏は自身のイベントでおもしろい解釈をしていた。
「『あずまんが』の功績は4コマ漫画に間を用いたギャグを持ち込んだ。この方式は後の4コマに大きな影響を与えた」と語っていた。
4コマ漫画の魅力とは、シンプルなキャラクター達が織りなすギャグの応酬である。ストーリー漫画の場合は物語の進行に重点が置かれるが、
4コマ漫画は4コマの枠を用いてギャグを構成していき、一本のストーリーを作っていく。
これはストーリー4コマと呼ばれる手法で近年の4コマはこの「ストーリータイプ」がメインになりつつある。
しかし『けいおん!』の大ヒットはいいことばかりではなかった。
4コマ漫画『けいおん!』の悲劇はアニメの評判が独り歩きしてしまった点にある。
amazonのカスタマーレビューを一見すると、アニメから原作を読んだ人の評価が大きく分かれてしまい、
「ガッカリした」「アニメとは別物と思ったほうがいい」との意見が散乱している。
確かに「名作」というわけではないが、筆者は前述の理由でおもしろい4コマ漫画だと感じたし、
オチのつけ方も2巻以降はグッとレベルアップしているように思う。
正統派の4コマだから「萌えアニメに抵抗がある」と思っている人にもきっと楽しめるはずである。
4コマ漫画『けいおん!』をただのコレクターズアイテムで終わらせるのは惜しいのだ。
URLリンク(npn.co.jp)