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仙谷氏「日本が中国に迷惑」 対中観で閣内不一致 産経新聞 10月4日(月)23時20分配信
仙谷由人官房長官は4日の記者会見で、民主党の枝野幸男幹事長代理が沖縄・尖閣諸島
沖で起きた中国漁船衝突事件をめぐり、中国を「悪(あ)しき隣人だ」などと批判したことに反論。
戦前の日本が「侵略によって中国に迷惑をかけた」ことを理由に中国を擁護した。「対中観」で
閣内不一致が露呈した形だ。
仙谷氏はこの中で「古くから中国から伝来した文化が基本となり日本の文化・文明を形成して
いる」と歴史を説きおこし、「桃太郎などの寓話(ぐうわ)も中国から取ってきたようなものが多い」
と中国の文化的優位性を強調した。
さらに「歴史の俎上(そじょう)に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」と
枝野発言を否定。「(中国は)清朝の末期から先進国というか英米の帝国主義に領土をむしり
とられてというと言い過ぎかもしれないが、割譲されて民族としても国家としても大変、つらい
思いをしてきた歴史がある」と中国の近代史に同情してみせた。
そして「返す刀」で日本の戦争責任論に触れ、「日本も後発帝国主義として参加して、戦略
および侵略的行為によって迷惑をかけていることも、被害をもたらしていることも間違いない」
と日本の侵略を強調して中国を擁護した。
枝野氏は2日のさいたま市内での講演で、「中国とは、法治主義が通らないとの前提で付き
合わないといけない」などと中国を批判していた。
ソース URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)