10/10/03 21:17:49.45 b6Qp0k7PP BE:593382454-PLT(24001) ポイント特典
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武士道セブンティーン
URLリンク(news.livedoor.com)
2010年10月03日00時00分 / 提供:本が好き!
『武士道シックスティーン』で分かれてしまったふたりですが。相変わらず、香織は自分の道を進んで、早苗が悩む、
と言う構図はあまり変わらなかった感じがします。早苗は、転校して、新しい環境に身を置くことになってしまった、と言う影響がありますが。
香織にしても、以前のただただ強さを求めて突き進む、と言う訳でなく、周りを見て、自分の武士道を追求する、というスタンスへと変化しているのですが。
タイトルにもありますが、今回のテーマもあくまでも武士道。香織の前には、武士と侍の違いとして、
早苗の前には、東松と福岡南の剣道の違いとして立ちふさがります。
やはり、青春って良いな。そう感じさせてくれました。もう、読み始めたら、ページを繰る手を止められませんでした。
それくらいのめり込めましたよ。壁にぶつかって、悩んで、それでも進んでいく。それこそ青春ですよねw
「(前略)そんな当てっこ剣道に、あたしたちの剣道が負けていいわきゃないだろうが』
『武士道だろうが。忘れんなよ。武士道があるから、剣道は武道なんだろうが(攻略)』(どちらも301ページ)
ここら辺の叫びが気持ちよかったですね。勝ちを追求するのが悪い、と言いませんが、日本人として精神修養としての剣道,
ということを忘れてはいけない、と感じもしました。
迷いながらも、悩みながらも、自分の今置かれた場所で、自分の武士道を追い求めることを決めたふたり。
そして、いよいよ舞台は、高校最期の年、『武士道エイティーン』へと。武士道という道の右端と左端を歩み始めた香織と早苗。
ふたりが武士道の中心で再びまみえるとき、一体そこに何があるのか。それが楽しみで仕方ありません。
お互いがお互いを高め合っていけるふたりって素敵だなぁ、そんなことを感じさせてくれました。本当におもしろかったです。