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現場は事故から4カ月たったいまでも、本社の"事なかれ主義"、そして官邸の
パフォーマンスじみた言動に振り回され続けている。その矢面に立たされて
きたのが、現場で陣頭指揮を執る吉田昌郎所長だ。
震災翌日の3月12日早朝に、菅首相が断行した「現地視察」も、現場にとって
は大きな"弊害"だった。
11日、原発事故の状況が刻一刻と深刻化する中、深夜になって菅首相は突然、
第一原発の現場を視察すると言いだす。格納容器内の圧力が上限を大きく超え、
一刻も早くベント(排気)の必要があるとされていたころだ。菅首相は「一向に
ベントをしない現場に活を入れるためだった」などと説明しているが、この
視察が結果的に、現場を混乱させることになったという。
この「早朝視察」について、吉田所長は周囲に、無念そうにこう言ったという。
「言い訳になるかもしれないけど、菅総理がフクイチの現場に来たことで、
そちらにばかり目がいってしまい、2時間ほど『ベント』などの指示が出せなかった。
当時は、すべて私が指示して動いていた。それが止まったことで、周りも動けなく
なってしまった」
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