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東京電力福島第一原発事故で避難生活を送る福島県双葉郡8町村の
住民が3日、「原子力被害の完全賠償を求める双葉地方総決起大会」
を同県いわき市内で開き、帰還へ向けた環境づくりとすべての損害
の賠償を国と東電に求める決議を採択した。
大会には、同原発から半径30キロ圏内に全部または一部が入る浪
江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野6町、葛尾、川内2村の住民約
1400人が参加。「国は、東京電力の賠償金を代理弁済すること
」「国と東京電力は、避難町村および住民にかかわるすべての損害
を完全賠償すること」「国は、(賠償範囲の指針策定にあたる)原
子力損害賠償紛争審査会の委員に我々を参加させること」などを決
議し、井戸川克隆・双葉町長らが平野復興相と西沢俊夫・東京電力
社長に手渡した。