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★集団避難「双葉町」から:賠償問題で集会、100人参加 総意、国や東電に /埼玉
福島第1原発事故の影響で加須市の旧騎西高校などに避難している福島県双葉町の住民が8日、
賠償問題について住民同士で話し合う集いを同校内体育館で開いた。福島県内の仮設住宅で
暮らす双葉町の無職、堀井五郎さん(64)の呼び掛けで100人ほどの町民が集まった。同校に
避難後、これだけの規模の住民の話し合いが行われたのは初めて。
堀井さんが「賠償金の話はみんな口にしないが、我々はいくらなら納得できるのか。しばらく双葉町に
帰れないなら、私は好きな場所に家を建てて帰れる日を待ちたい。現状をただ我慢するのではなく、
みんなで意見を出し合いたい」と切り出した。
その後、約10人が意見を述べた。同校に避難している斎藤芳彦さん(70)は不自由な避難生活への
思いを交え、「家族と気兼ねなく、また町で一つになって暮らせる環境がほしい」と発言した。
理容師の大井川繁光さん(73)は「親から継いだ床屋を3代目に引き継ぐはずだった」と話し、新たな
開業費用などが必要と訴えた。10歳の娘を持つ女性は「娘を福島に連れて帰れないし、会津地方には
職がなく生活できない」と不安を吐露した。
ほかにも「加害者の東電が賠償額を決めるのは納得がいかない」「賠償金をあてにせず生きていかないと
生活が行き詰まる」など活発に発言が続いた。
堀井さんは20日に投開票が行われる町議選後に再び話し合いの場を設けるよう呼びかける予定で、
「最終的には町民の総意をまとめ、町長から国や東電に伝えたい」と話している。
(続く)
▽ソース:毎日新聞 2011年11月9日 地方版
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