11/09/28 22:45:32.74 DDMbu0L20
あるときに男が海で漁をすると、とても大きな蛤が獲れた。
男は、この大きさまで育つのは大変だったろうと、蛤を逃がしてやった。
しばらく後、男のもとに美しい女が現れ、嫁にもらってほしいと言った。
女はとても美味しい味噌汁を作ったが、なぜか料理を作っているところを決して見ないよう、男に堅く約束させた。
しかし男は好奇心にかられ、どうすればこんな味噌汁が作れるのかと、ついに料理をしているところを覗いてしまった。
女は鍋の上にまたがり、何と鍋に小便を注いでいた。
男は怒って女を家から追い出した。
女は海辺で泣いていたが、やがて元の姿の蛤となって海へ帰って行った。