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>>708、東電黒塗りの別バージョン記事
東電、事故時の黒塗り手順書を提出
URLリンク(news.tbs.co.jp)
東京電力は衆議院の委員会の要請に対し、福島第一原発の事故時の運転操作手順書を提出しました。
しかし、そのほとんど全てが黒く塗りつぶされていることから、委員会は東京電力に対し資料の再提出を求めました。
「ほとんど全てが墨塗りになっている操作マニュアルが東京電力から提出をされた。
詳細については全く分からない。極めて残念、遺憾であると思います」(川内博史 衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長)
東京電力が衆議院の科学技術・イノベーション委員会の要請に対し提出したのは、福島第一原発1号機の事故時における非常用復水器の運転操作手順書です。
しかし、そのほとんど全てが黒く塗りつぶされていて中身を見ることはできません。
緊急時に炉心に水を注入する非常用復水器は、地震直後に自動的に起動しましたが、その後、作業員が手順書に従って手動で停めたことが分かっています。
このため、水を入れ続けていればメルトダウンを遅らせることができたのではという指摘がされています。
「(Q.墨塗りにして提出したことについて)核物質防護上の観点による配慮ですとか、知的財産によります配慮等がございますので、一部黒塗りというかたちで提出をさせていただきました」(東京電力の会見)
これに対し川内委員長は、「東京電力は事故原因の究明に後ろ向きだという印象を国民に与えるのではないか」と東京電力の対応を批判しました。
川内委員長は東京電力に対し、再び資料を提出するよう要請し、もし十分な回答が得られない場合は、
国会での参考人招致なども検討するとしています。