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朝日がん大賞に山下俊一さん 被曝医療に貢献
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朝日新聞2011年9月1日東京朝刊2面
「ひと欄 朝日がん大賞を受ける山下俊一さん(59)」
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後の医療協力で現地に行ったのは100回を超える。20万人の子どもの検診事業に力を尽くし、放射性ヨウ素
の影響で甲状腺がんが増えていることを明らかにした。
福島第一原発事故では、3月18日から福島県に入った。県から放射線健康リスク管理アドバイザーに任命され、30回以上の講演で住民に
放射線の健康影響を語った。
「チェルノブイリで培った20年間の経験を福祉まで生かすべきだと思いました」
健康への影響を「大丈夫」と言い過ぎたという批判も受けた。
「大丈夫と言ってきた責任がある」と、被曝に向き合い続ける。7月には長崎大学教授を休職して福島県立医科大学の副学長に就任した。
住まいも福島に移した。
原発事故が実際、住民の健康にどんな影響を及ぼすのか。全県民を対象にした健康管理調査に取り組む。住民の放射線への不安にこたえ、
がん予防など個人の健康づくりにもつなげたいと考える。
長崎生まれの被曝2世で、先祖からのクリスチャン。子どものころから尊敬してきた人物は、原爆被爆者の医療に身を捧げ、「長崎の鐘」の
著作で知られる永井隆博士だ。博士の心を胸に刻んで医学の道に進んだ。
「福島の復興には、安心して住めることが欠かせない。そのために力を尽くしたい」
文・浅井文和 写真・遠藤真梨
(投稿者注・浅井文和は医療グループの編集委員で一貫して低線量被曝の影響はわからない(⇒ない)と書き続けてきた記者です)