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■玄海原発:佐賀などの弁護士ら、提訴へ 廃炉要求も視野
九州電力の玄海原発1、4号機(佐賀県玄海町)=共に運転中=を巡り、
同県と、隣接する福岡、長崎3県の弁護士らが九州電力(福岡市)を相手取り
廃炉を求める集団訴訟を佐賀地裁に起こす準備を進めている。
21日に、佐賀市で弁護士らが会合を開く。
玄海原発は佐賀県北西部に位置するが、福岡、長崎まで直線で10~20キロの距離。
事故時に被害の県境越えは避けられないとみられ、原告も3県から募る方針だ。
同原発には、加圧水型軽水炉(PWR)4基があり、現在稼働しているのは1、4号機の2基。
このうち1号機は75年10月運転開始で、九電の持つ原子炉6基のうち最古だ。
原子炉の圧力容器が中性子を浴びるほどもろくなる「脆化(ぜいか)」と呼ばれる現象のデータも当初の想定を超えて進んでおり、
大地震などで急激に炉心を冷やした場合に圧力容器が破損する危険性が識者から指摘されている。
訴訟の形は今後詰めるが、九電を相手取って運転停止、廃炉を求める可能性が高いという。
2、3号機は現在運転停止中で、周辺住民らがすでに再稼働の差し止めを求める仮処分を佐賀地裁に申し立てるなどしている。
福岡県の池永満弁護士は「多くの市民から廃炉に向け訴訟を起こすよう声が寄せられている」と話している。【岸達也、田中韻】
毎日新聞 2011年8月20日 15時00分
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