11/07/31 08:43:29.40 t9XiKptv0
鹿島火発でガス発電計80万キロワット パイプライン敷設
URLリンク(ibarakinews.jp)
東電、来年7月稼働
東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響を受けて原発が停止し、電力供給が不安視されている中、
東京電力は29日、鹿島コンビナート内にある鹿島火力発電所(神栖市、総出力440万キロワット)にガスタービン設備を新設し、電力を供給する計画を発表した。
ガスタービンの出力は約80万キロワット。パイプラインを建設し、燃料は主に都市ガスの供給を受ける。運転開始は来年7月の予定。
鹿島火発は4号機(出力60万キロワット)が運転停止するなど電力供給に一部不安がある。
来年以降も電力不足が見込まれることから、東電はガスタービンを「緊急設置電源」と位置付け、供給力の増強を目指す。
ガスタービンは出力26・8万キロワットを3台設置し、計約80万キロワットとし、4号機の60万キロワットを上回る能力。
設置するのは、温度が1300度級のガスタービン発電設備で、燃料は都市ガスか軽油を使う。
都市ガスの供給に当たっては東京ガスが高圧のガス用パイプラインを来年6月をめどに建設する。
東京ガスは千葉県と鹿島地区を結ぶパイプラインを建設し、来年3月に開通する計画で、当初の予定地から鹿島火発まで約4キロを延伸する。
東電は今夏の供給力について、一部火発の復旧の前倒しや、自家発電の購入増などを織り込み、
全体で5720万キロワット(7月末)、5610万キロワット(8月末)を見込み、今夏の想定最大電力5500万キロワットを賄う方針だ。
しかし、老朽化した火発の連続稼動による計画外の停止や、猛暑による需要の急増などにより、電力の安定供給に支障をきたす可能性もあるとみている。
鹿島火発は4号機がボイラーから燃焼後のガスが微量に漏れているのが見つかったとして27日に運転を停止。補修作業を行って8月6日の復旧を目指している。しかし1〜6号機は設置から40年ほどが経過し、設備の老朽化も進んでいるとみられる。
東電は「今後も計画停電の原則不実施を継続するため、あらゆる努力をしていく」とし、今回のガスタービン新設により来夏以降の電力不足の解消も図る考えだ。