11/08/02 19:29:54.73 OchaVsGI0
~その2~
●エネルギー関連の災害で有名な実例があります。
1962年に起こったアメリカ・ペンシルバニア州のセントラリアの炭鉱火災です。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
1962年に発生して未だに地下で燃えつづけ、地下水は水蒸気となって地表に噴出するようになっている事で有名です。
政府は消火活動を断念し自然鎮火の目処すら不明です。
中国で1874年に起きたリュウファンゴウ炭鉱火災では鎮火まで130年掛かったそうです。
●制御棒操作のできない状況で冷却水が無くなるとどうなるのか?
・燃料自体の自己崩壊の発熱と中性子放出を抑制できなくなります。人は近づけなくなりますよね。
・皮膜金属溶融まで温度が上がると燃料ペレットの近接が起こる可能性が高まります。おっきい核燃料状態になっちゃうかも。
・中性子が周辺にバラまかれて、さまざまな放射化物質が大量生産されてしまう。
・発生熱による生成物の蒸発が起きて大量の放射能が熱核反応が収まるまで大気にバラまかれてしまう。
~その3~ 結論
●「砂で埋めるだけ」の危険性は何か?
・砂や土に含まれるさまざまな物質が強力な中性子を受けて放射化物質になる。
・高熱状態に移行した核燃料の温度が下がるのは石炭なんかより遥かに長い期間。
・その長い期間 ず~~と、熱によって地下の水分の蒸発と気化放射化物質に合わせて多数の核種が環境に放出され続ける。
・雨や地下水の影響を受ければ汚染水がさらに広がり海洋にも半永久に流出し続ける。
炭鉱火災で発生する、
水蒸気・二酸化炭素・一酸化炭素・硫化化合物・窒素化合物・・・
の替わりに超強力な 放射性物質が出てくるということ
ちなみにフタして水が入らないように・・なんてすると高熱高圧状態になるよね、覆いが熱で亀裂でもして水はいったら
溶鉱炉に水を流し込むのと同じ感じになっちゃうんじゃないかな?