11/08/07 04:20:30.14 ZhEDOTRZ0
>>47
そんな強さになって来ると、食物からの放射線なのか周りからの放射線なのか区別出来ない。
そうなると、周りからの放射線を遮蔽するような大層な遮蔽と長時間測定がないと無理だよ。
ということで、簡単にいかないから全品検査したくても出来ないという事情がある。
イメージングプレートで簡単に判る、という話を児玉さんしてたけど、相当な汚染がないと
イメージングプレートで短時間に見えないはずで、あれはちょっと…と思った。
URLリンク(www.ies.or.jp)
>>48
放射線や原子核に関する知識がないと難しいね。
あらかじめどの核種が存在するか知らないで同定するのなら、原子核の崩壊様式、
検出器の検出効率やエネルギー分解能、放射線の吸収や減衰について充分な知識がないと無理。
第一種取扱主任者でも出来ない奴は多いと思う。
あらかじめ核種が判っている中から選ぶならガンマ線のエネルギーと相対的な強さの比を
表にしておけば対応出来るかもね、ってレベル。
実際の試料を測れば判るけど単一核種でも期待した通りの強度比すらこないからね。
一種持ってる人たちにそういう吸収の補正の方法等を教えればこなせると思う。
東電が一時核種同定失敗してたのは通常のあらかじめ核種が判っている場合の経験しかない、とか、
法律上測定で想定しろと強制されている核種があって、その表に当てはめざるを得なかったというのも
理由だったろうな。
6月に大学連合が土壌調査をやってたけど、あれの結果がなかなか出てこないのもそういう事情。
まさにどんな核種を想定して測定すればいいかを決めているようなものだから
放射線測定の専門家を称してる人たちですら慎重にやらざるを得ないわけですよ。
俗に核種同定出来ると称して売られてる機械は核種ごとのエネルギーに相当するカウントが幾ら来たかを数えて
機械的に表示してるだけ。まあ、現場で簡易測定なら悪くないけど、バックグラウンドとどう区別するか
などを考えれば、表示される数字は気休め程度だと思った方が無難。