11/07/17 02:46:25.08 +jGHvaon0
震災前、原子力は万一のことが起きると危険だと思ってはいたが、理系の端くれとして、反原発派の主張も極端すぎると思っていた
何重もの防御システムが全部失われ、最悪日本の半分が壊滅するなど、さすがに無理のある主張で、
わずかな可能性を過大に捉え、やたらに危機感を煽っているだけなんだと思っていた
市民運動出身だが原理主義的ではなく、また理科系の菅は、当然反原発派のそんな主張も知っていたろうし、
同じような意識を持っていたろうと想像する
実際起きてみると、最初の数時間で備えられた防御システムがすべて役に立たなくなっていることを知った
反原発派の人々が想定した最悪のストーリーのままに事態が進行しているのを見て、背筋が寒くなった
多分菅も同じだったのではないか。このままでは東日本がつぶれる、菅が言った通り、私もそう思った
菅が原子力に詳しいというほど本当に詳しかったのかどうかはわからないが、反原発派の主張自体には、経歴からみても通じていただろう
そして、そうした危機感を持てたのは閣僚で菅だけだっただろうし、菅自身もそう認識したに違いない
これは他のやつにはまかせられないと。
他の閣僚は、反原発派の予測が的中したことの恐ろしさがわからないか、物理の素養のない政治バカでしかない
その認識が、いささか驕りなのかも知れないにせよ、菅の原発事故への初期からの強いこだわりに通じている
菅の首相の延命へのこだわりや、他の閣僚を信頼しない独走的振る舞いの一部を説明してくれるように思う
そしてその菅の判断は、あながち間違っていないと思う