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避難を考えている人達に。
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福島の子供たち この夏招こう 小樽
（07/14 15:00）
【小樽】東京電力福島第１原発事故の影響で不安な日々を過ごす福島県の子供たちを小樽に招き、
楽しい夏休みを過ごしてもらうプロジェクトを、小樽のボランティア団体が進めている。招待するのは保護者を
含め計１５０人で、第１陣は２７日に小樽に到着。放射能を気にせず、のびのびと暮らしてもらおうと、
主催者は資金提供やボランティアなどの協力を呼びかけている。（斉藤高広）
福島市から一家で小樽に避難してきた尾形紀泰さん（４２）と、支援する小樽市民でつくる「やれること実行委員会」の主催。
放射能汚染が懸念される福島県では、真夏でも子供たちは登下校時に長袖長ズボン、マスク姿が当たり前で、
外遊びは禁止されている。プール授業はおろか運動会は中止となり、水道水も飲めない状況が続いている。
こうした放射能におびえる福島県の現状を知った実行委メンバーが「せめて夏休み中だけでも子供たちを
自由に遊ばせたい」との思いから、小樽への招待を企画した。
子供たちは保護者とともに、市内勝納町の雇用促進住宅と、朝里川温泉のあさりガーデンなどに分宿。
８月２９日まで、放射能や猛暑から離れ、自宅代わりに日常生活を過ごす。希望者はおたる潮まつりや
実行委主催のイベントにも参加できる。
福島－小樽間の交通費は全額道が負担、宿泊費や運営費などは実行委が準備。小樽市も日用品などを
提供する。実行委は５５０万円を目標に、企業や団体、個人からの協力を呼びかけている。また家電や
生活物資の提供、ボランティアスタッフも募っている。
尾形さんは「福島の子供たちに、小樽ですばらしい夏の思い出をつくってもらいたい。市民の皆さんに、
物心両面でのご協力をお願いしたい」と話している。問い合わせは尾形さん（電）０７０・６６２５・４０８５へ。