11/07/23 11:54:09.83 xNmXvpST0
>>733 :地震雷火事名無し(東京都):2011/07/22(金) 15:22:13.04 ID:XFk1vNAD0
>>732
> 高熱状態で燃焼した粒子は電荷を帯びるものが多い、反対の電位に集まる性質がある
> セシウムが土壌に吸着しやすいのもそのあたりが原因の1つ。
>すごい化学の知識キタ
「すごい」を「あまりにも馬鹿馬鹿しくて話にならない」という意味でとったんだけど
まじめに議論している人もいるので、
「高熱状態で燃焼した粒子」原子炉の温度が1000-3000度ぐらいとして、
M → MO という酸化状態になる。大体nsの位。これが水蒸気接すると、同じくらいの時間で
MO → M(OH)n(H2O)m という状態になる。ただし、表面だけ。
表面が水酸化物で覆われると、マイナスの電荷を帯びて、負に帯電して、エアロゾルとなる。
大気中に存在するコロイド粒子という意味。
放射線を出す粒子の場合、α線を除外して(説明が面倒くさい)、
β線は電子の流れだから、β線がぶつかると電子が1個増えて負に帯電する。
γ線とかX線は光子の流れだから、電場の偏りが出て、負に帯電する。
ほこりも放射性微粒子も負に帯電するから、導電体にぶつかって電化が放出されれば、塊になってたまります。
これが空気中の話。
セシウムが泥に集まるのは、
放射性物質って微量だから、最初は水に溶けます(M(OH)n(H2O)mの周りを水分子がおおったクリスタ)。場合によっては解離してイオン化している。
粘土はマイナスに帯電しているので、金属イオンを吸着する性質があります。
金属イオンが粘土に吸着すると、粘土の中に入っている金属が外に動き出し、空いた場所に吸着した金属が入り込む、イオン交換反応を起こします。
これで、セシウムが泥に取り込まれます。
これ、エアゾルの考え方と違うでしょう。
もうひとつがフミン酸(有機質・泥炭等)の場合、「酸」だから、末端にCOOHがあり、金属と化学結合をします。
土肥学会で有機質がうんぬんと書いてあるのがこれ。有機質が分解すると、COOなんとか付近が変化して、金属が分離、植物などに吸収。
静電気による付着と、電気二重層(液体中の粒子の表面を覆っている水の層で、電荷が厚さで変化している)内での反応は近いけど
電気二重奏でイオン交換反応を説明できないから、ちょっと無理があるんじゃないの。
水と泥があれば、泥の中で核種が反応して、泥と同じような挙動を示すから
ほこりの話で説明がつくんじゃないかな。