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たねまきジャーナル 6月23日 小出助教まとめ
リスナーからの質問
・郡山の実家 屋内2.7 芝生5.4マイクロSv どのように対処すれば良い? 芝生は刈ればよいのか?
→ 難しい判断 平常時の空間線量はは0.05μSv 現在はその100倍近い値
子供が遊ぶ場所なら芝生を刈った方が良いし むしろ剥ぎ取ってしまう方が良いかもしれない
年配者だけならそのままで我慢する選択もある
・福島の学校校庭などの表土を5センチ取り除いているが それで全員大丈夫なのか?
→ 被曝に大丈夫・安心・安全などという言葉を使ってはいけない どこまで被曝を受け入れざるを得ないかということである
表土を剥ぎ取れば子供の被曝を10分の1に抑えられる 3月の爆発以降に放射性物質の大気中への大量放出はないので
現時点で降り積もった放射性物質を取り除くことができれば被曝を抑えることができる
・ガンダーセン氏 福島からは放射性物質がホットパーティクルとして放出され
それが東京でも車のエンジンやフィルターにくっついており それを吸入して被曝する可能性がある どう理解すればいい?(在ドイツのリスナー)
→ 様々な種類の放射性核種が放出され それらの細かい微粒子のことをホットパーティクルと呼んでいるが
それを吸い込むと肺に付着したその部分が集中的に内部被曝する 特にα線を出す核種の内部被曝には注意しなければならないが
今現在ではプルトニウムよりも 離れた場所ならばセシウムとストロンチウムに注意
・周囲の人が原発に無関心で自分が異常なのかと思ってしまう 70歳の母も全く人事のように語る
放射性物質は関西にも飛んできていると思うのだが? (奈良のリスナー)
→ 九州にも沖縄だにも もっと言うなら米国・欧州にも飛んでいる ただその量は福島に比べたら随分薄まっているというだけ
自分の身が心配か 奈良の子供が心配か 福島の子供が心配なのか それをよく考えてみて欲しい
・もんじゅの中継ケーブル引き抜き作業は上手くいくのか? 作業が失敗した場合には爆発するのか?
→ 私も非常に心配している 高速増殖炉は冷却に水を使うことができない宿命をもつ 冷却材にナトリウムを使っている
ナトリウムは非常に反応性が高く空気に触れれば燃え水に触れれば爆発する
落とした中継装置を引きあげる作業になるのだが その重量が10トン 空気に触れずに済むような特別な部屋を作りその中で作業する
そういう作業が空気に触れずにできるのか? 万一空気に触れれば火事になり水を掛けることすらできず 手をこまねいて見ていることしかできなくなる
もし事故が起きれば福島の比ではない・・・
・もんじゅは以前にナトリウム漏れ事故があったが(論説員) → そのように非常に扱い難い原子炉である