11/06/24 18:34:15.52 r7lDSGGB0
盛岡に用があったのでついでに三陸南部を通った。
通過したのは南三陸~気仙沼~陸前高田~釜石までの、三陸南部、45号線を
3年ぶりに通ったチラシ裏。
どこのスレに書こうかと思ったけど動画スレをPART1から見ているからここにする。
参考になれば。
●三陸沿岸は殆ど山。45号線は7割が山道で時折、下り坂を降りきると海沿いの集落を通過する。
海沿いは壊滅しているが山の集落は普通に暮らしている。
●海から離れようと思い奥へ奥へ逃げても津波は内陸数キロまで数分で達している。
例の名取川周辺と違って三陸は山だらけなんだから海のそばでも山によじのぼれば助かる。
●川の堤防沿いに逃げるな。津波は川からあふれ出しながら遡ってくる。
●三陸沿岸の至る所にあった津波到達予想看板の予測はかなり当たっている。
●コンクリート建造物はわりと頑丈。ただ倒壊しなくても場所によっては4階まで海水が達している。
●阪神大震災の時、神戸で見た地震の揺れによる被害と違い、津波はわずか1mで被害あり被害なしの差がくっきりと出る。
消滅した集落から道路を挟んだ隣家の家族がのどかにガーデニングをして普通に生活している風景に衝撃を受けた。
●陸前高田市街、南三陸市街は壊滅し引き波に持って行かれほとんど平野になり正直実感がわかない。
釜石、気仙沼のような半壊、倒壊した街並みが多少残っている方が恐怖感を覚えた。
●釜石、気仙沼のように壊滅ではない町では復旧作業をする被災者を多数見たが
陸前高田、南三陸は荒野となってまったく人の気配はない。たまにカメラ片手にうろうろする観光客がいるだけ。
●津波の映像だと寒々しい冬のイメージが強かったが今は新緑がとてもまぶしく
壊滅した町と美しい自然のあまりのギャップに不謹慎ながら
「国やぶれて山河あり」の詩がおもわず頭に浮かび泣きそうになる。
●テレビや写真じゃわからないけど気仙沼は腐敗臭が立ちこめている。
●長靴ジャージヒゲ姿だったから被災者と思われたみたいでいろいろ聞かれた。
気仙沼で「もっとひどいところないですか」と聞いてきた観光客、俺が被災者だったら殴られてるぞ。
●やたら道を間違える自衛隊の車両を見たら運転していたのは女の子自衛官だった。
自衛隊員でもやはり女の子は地図が苦手なのかな。