11/06/17 16:43:24.36 jmi2mrk80
ポリオ生ワクチンのポリオ発生率は、10万人に数人だが、非常に大きな問題になっている。
「問題ない」という主張を必死でする人は、はたしてどのレベルで問題ないと言ってるのだろうか。
「放射性ヨウ素を甲状腺がん治療に使っているが、今まで下痢をした人はいない」
といった主張のブログがあったが、何人の癌患者を見たというのだろうか。
「みんな癌でバタバタ死ぬんだ」「奇形しか生まれない」というような、
パニック的なイメージに対して、冷静さを促す事は健全な活動だと思うが、
「タバコの影響より少ない」という類の主張は、正当なものではないだろう。
急性障害と小児甲状腺がんを除き、現れる症状が、他の様々な要因で発症するものであるため、
明確な因果関係を特定しにくいが、例えば100人の子供が罹らなくてよい癌になったとしたら、
その一人ひとりの親や本人は、それが許容できるものだろうか。
誰にとっても、人生はひとつ、命はひとつである。
今回の事故で、たとえ微量でも放射性物質や放射線を余分に受けた子供が1000万人いるとして、
100人の子供が発症するのに必要な発症率は、1/10万である。
この低確率のしきい値を前提に「問題ないと断言できる」と
主張できる程の経験もデータも、質量の両面とも人類は持ち合わせていないと思う。
バタバタ人が死んだりはしないが、確実に影響があるという事は言える。
そして、最大限の防御をしないといけないと思う。
最後に、たかが湯沸かし器ごとに、
こんなリスクを背負う装置を日本中に作るのは、
人類史上まれにみる馬鹿さ加減で、到底許容できるものではないと思う。