11/07/29 13:36:23.79 Ug1/cnUv0
>>698
次にヨウ素131
これヨウ素はみなさんご存じのとおり甲状腺に集まりますが
甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり小児におこります
しかしながら1991年に最初ウクライナの学者が「甲状腺がんが多発している」というときに
日本やアメリカの研究者はネイチャーに「これは因果関係が分からない」ということを投稿しております
何故そんな事を言ったかというと1986年以前のデータがないから
統計学的に優位だという事を言えないということです
しかし、統計学的に優位だという事がわかったのは
先程も長瀧先生からお話しがありましたが20年後です
20年後に何がわかったかというと
86年から起こったピークが消えたために
これは過去のデータが無くても因果関係がある
という事がエビデンス(evidence 証拠・根拠)になった
ですから、疫学的証明というのは非常に難しくて
全部の事例が終わるまで大体証明できないです