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ICRP-30において、
セシウムの排出について、尿・糞・皮膚屑・汗が考えられます。
唾液(つばを吐く)・精液等は考慮に入っていません。
唾液(成分が膵液と類似しているので、膵液並にセシウムが含まれていると思われる)、胃液、膵液(かなり高濃度のセシウムが含まれる、文献名忘却)、胆汁、腸液は、一旦体外(消化管内)に排出され、小腸で再吸収されます。
icrp-30では、共通コンパートメントの一部として取り扱われています。
肺分泌液については、気管から咽頭を経由して排出される分として、肺からの排出では考慮されますが、排出先はすべて胃腸管経由で、胃腸管からの吸収と同等に扱われています。
icrp-30は、1978年にicrp-2 に替わる物として発表されましたので、今使われている用語とは異なる定義で使われている場合があります。
古い文献を読む場合には、定義の変遷に注意してください。