11/06/19 00:01:33.06 mJW/aI8p0
【回答】>>64 >>143 >>181
2011年6月17日16時30分~統合対策室会見
URLリンク(live.nicovideo.jp)
#02:32:00頃から
ーー以前やっていた水棺措置は世界初でした。武藤さんの先ほどのお答えで、循環冷却については
確立されている技術を優先したとのことですが、確立されている技術を優先するのなら、なぜ世界
初だった水棺を先にやったのでしょうか。格納容器が健全であるという確証がない状態だったの
に。
東電武藤「格納容器の冠水をなぜ採用したのかというご質問ですが、原子炉を増やす上で格納容器
の中を燃料域まで水漬けにするというのは安定的に燃料を冷やす方法でありましたので」
東電武藤「それから、諸外国といろいろ意見交換するなかで、それはたいへん有効だといったよう
なサジェスチョンがございましたこともありまして、我々としては、まず格納容器のなかで燃料域
まで水を漬ける、水を入れるということを目標に計画を立てたものであります」
ーー冷却循環の技術を水棺の技術を比べたときに、水棺の方が優れている、取り組みやすいといっ
た理由はあったのでしょうか。水棺の方が先だった理由が分からないのです。
東電武藤「格納容器の中に閉じ込めるということができるわけですし、それから、大量の水でもっ
て燃料を冷やすということで、外付けの水処理の設備なしに安定的に燃料を冷やす事ができるわけ
ですから、こちらの方を優先させたということです」
東電武藤「どちらが優れているかというのは、これは技術の性格が違うと思いますので、それぞれ
に難しさはあるということで、一概に比較をすることは難しいと思います」
ーー格納容器の健全性の確証がない段階だったと思いますので、汚染水が出る事は覚悟の上といい
ますか、しょうがいない、そういった判断も含めて水棺を先に決めたということでしょうか。
東電松本「松本の方から補足させていただきますけれども、1号機にまず水を入れていくことに関
しましては、SS(?)によります耐震安全性評価もおこなっておりますので、格納容器の3分の
2くらいまで、すなわち、燃料集合体のトップ1メートルくらいまで水を入れたとしても、何か余
震によって壊れるということがないということは確認した上で、今回、当初4月17日の段階では
採用を検討していたというものでございます」
東電松本「また、今回、水を注入する前の段階で、格納容器の損失の状況が分かって参りましたの
で、このままの状態では、水を注入して水を貯められないということで考えまして、循環注水冷却
ということで方針を変更したというものでございます」
東電松本「今回、水を注入しておりますけれども、その関係で、タービン建屋の溜まり水が順次増
えているという状況でございましたので、その水を水処理システムで浄化して有効活用するという
選択肢になります」