11/06/16 05:07:29.14 4Z4kD/gV0
メールで質問をいただきました
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先日、2号機取水口付近での高濃度漏出(今や低濃度と呼ぶべきのレベルですけど)の記事を読
み、東電公開のデータを確認したところ、少し疑問な点が有りましたので東京電力の会見で確認願
えればと思います。
これは4月2日の海洋漏出時の汚染濃度です。
URLリンク(www.tepco.co.jp)
そしてこれが、先日の記事見た6月10日の採取結果で最近では珍しく少し大きな値が出ました。
URLリンク(www.tepco.co.jp)
前者の『2号機スクリーン脇ケーブルビット』の汚染水が海洋に漏出し希釈とその後の拡散で
100万分の1まで濃度が低下したのが後者の2ページ目の『2号機スクリーン海水』だと思います。
これらのデータにおいて I-131/Cs-137 を計算するとほとんど同じ数値となる事が確認できる
と思います。
このデータには68日間の時間経過がありますので I-131 は8度の半減期を経て1/256 まで減少
するはずです。
よって濃度が低下することには何の疑問も有りませんが I-131/Cs-137 が同じような数値を取
るのは説明が付きません。
I-131 が 1/256 にまで減少し半減期30年の Cs-137 はほとんど減少しないのですから I-131/
Cs-137 も 1/256 となるべきです。
計測誤差や別経路から比率が異なる汚染水が混入したことを仮定しても2桁の減少は有ってしか
るべきです。
私には以下の2つの可能性しか浮かびません。
1)現在でも2号機で核分裂が生じている
ただし、この仮定で説明するには核分裂が運転時の10%程度の規模で起きており、毎日多量の
汚染水が流出してる事も仮定しなければなりません。(4月2日段階で3半減期過ぎていたと仮定
すると比率は10%程度まで落ちていたはずですから)
上記の様な事が生じていたなら大変な騒ぎになっていると思いますので可能性は限りなく低いで
す。
2)東電お得意の『計算間違ってました』、又は Cs-137 を低く発表した
性善説に立てば前者だと思います。後者の場合は、I-131 を額面どおり受け取ると Cs-137(多
分 Cs-134 も) の数値が 600K(基準値の5000倍) 程度だった事となるでしょう。
勿論、つたない私の考えですので他の可能性も有ると思います。I-131 と Cs-137 の比率が何
故変化していないのか東電に説明していただくべく、ご質問の件よろしくお願いします。