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茶葉放射性物質検出問題:雨水通じ葉で吸収と県が推論、刈り捨てを指導へ/神奈川
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2011年5月31日
県産の生茶葉から食品衛生法の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、
県農業技術センターは31日、古い葉から吸収され、新しい葉に送り込まれたとする見方を明らかにした。根が土壌から吸収する力は弱く、
雨水が直接当たった古い葉と小枝の濃度は新葉の2倍だったことが理由という。県は農家に古葉や枝を刈り捨てるように指導する。
同センターなどによると、県内でも高い値を示していた大気中放射線量は、新芽が出始めた4月5日以降は平常値近くに下がっていた。
新芽が出始める前に古葉に降り注いだとみられる。
一般的に茶園は面積の約85%が茶葉に覆われている。雨水の多くが土壌ではなく、直接、古葉に落ちたことで、放射性セシウムが
吸収されたようだ。養分のカリウムと似た性質のため、枝を通り、新葉に送り込まれた。一方でカリウムに比べ土壌への吸着力が強く、
根の吸収分は小さかったとみられる。
推論の裏付けとなったサンプリング検査では5月18日、県西部の1茶園(出荷自粛中)で新葉と、その下の20センチほどを刈り取った。
放射性セシウムは新葉が560ベクレルだったのに対し、古葉は1080ベクレル、小枝は1040ベクレルだった。
今後、同センターは検査対象を広げるなどして推論の裏付けを進める。土壌に塩化セシウムを散布し、茶に吸収される過程を検証する
ほか、放射性セシウムの除去技術を研究する。他の常緑広葉樹でも茶と同様の懸念があり、ミカンなどのかんきつ類も調査する。