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「おばあちゃん、つなみだ!にげなきゃ!」と急ぎながら言うと、
「まず、落ち着いて。家から大切なもんだけ持って小学校に行きなさい。」といつもの雰囲気で言われました。
それを聞いた私は財布と携帯と今となっては使えない車のキーを持って家を飛び出しました。
「おばあちゃん、一緒に逃げよう!ほら、おぶってくよ」と私がおばあちゃんに背中を向けて言うとおばあちゃんは、
「おばあちゃんは大丈夫。先に行ってて。」と背中に手を置いたきり、おぶさろうとはしませんでした。
「おばあちゃんがいたら邪魔になるから。それにおばあちゃんの大事なモノは持っていけそうにないし。」
「大丈夫、おばあちゃんは津波は2回目だから。それに2階にいれば大丈夫。」
私が何度言ってもついてきてはくれませんでした。
それじゃ私も2階にいると言っても、学校に行きなさいと言って聞き入れてはくれませんでした。