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あまりにヒドすぎる菅政権「福島原発」情報統制の実態
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
■今や日本政府の信頼度は地に墜ちた
福島第一原発による大気中の「放射性物質拡散予測」を3月末まで一般に公表しなかった日本政府が、またもや世界を唖然とさせる行動に出た。
今まで「レベル5」と発表してきた「原発事故国際評価数値」を、4月12日に最悪の「レベル7」まで引き上げたのだ。これで福島第一原発の深刻さは、
旧ソ連で25年前に起きたチェルノブイリ原発事故と肩を並べることになった。
このレベル7は、放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上になったことを意味している。
《それほどの放射性物質が出続けた事実を公的に認めるまでに1ヵ月も要したのは異常》だと『ニューヨーク・タイムズ』紙が批判したように、
今や日本政府への国際評価は地に墜ちてしまった。
そもそも、レベル7の根拠となる放射性物質の放出量についても、経済産業省/原子力安全・保安院は「37万テラベクレル」と言い、
内閣府/原子力安全委員会は「63万テラベクレル」と言っている。倍近い差があるふたつの公式数字が同時発表されたむちゃくちゃな状態なのだから、それも仕方ないだろう。
チェルノブイリ事故の放射性物質放出量は520万テラベクレルとされているので、日本政府は原子力安全委員会の数字を根拠にチェルノブイリ事故の1割と発表したらしい。
ところが東京電力は、政府見解とは矛盾する次の見解を同じ12日の記者会見で明らかにした。
「放射性物質の放出量からみて、チェルノブイリ事故に匹敵、または超えるかもしれない事故になったことを重く受け止めている」
果たして、どちらの言い分が真実なのか? 事故発生以来、その最も重要な放射能数値計算を重ねてきた小川進博士(工学・気象学・農学)は、こう推測する。
「原子炉内に残るウラン燃料棒の数についても諸説があり、今のところ信憑性が高いのは、1~4号炉のウラン総量は781tで、
そのうち約90tが損傷した計算になるというものです。さらに主な放射性物質18種類のうち、ヨウ素131、132、134、セシウム134、136、137の6種類は3分の1の量、
つまり30tが1ヵ月以上の間に大気中と海中と施設地下の土壌へ漏れ出たと考えていいでしょう。
それに対してチェルノブイリの放射性物質放出は10tだったので、福島第一原発は1割どころか3倍規模に達し、炉心冷却作業が進行しても完全隔離しない限り放出総量は増大します」