11/05/10 00:48:32.02 VOohw4wm0
>>548-549
もんじゅの場合は、炉心からちょっと外れたところにある炉内中継装置を
真上に引抜くだけだから炉心にある燃料を傷つける可能性は比較的低いと思う。
でも常陽の場合は炉心の真上にある、でっかい炉心上部機構を丸ごと引っこ抜く必要があるんだよなあ。
抜ける範囲にある燃料は作業前に抜くことも可能かもしれないし、
炉心上部機構はある程度位置を動かせるから、なるべく炉心からずらした位置で引き上げるんだろうけど
万一引き上げ中に落としたらクソでかい炉心上部機構が炉心を直撃してドカンといってしまいそう。
おまけに炉心上部機構にはMARICO-2試料部のハンドリングヘッドが中途半端にひっかかってるから、
もしかしたら引き上げ中にそれだけが落下してしまう可能性もあるかもしれない。
炉心上部機構の制御棒案内菅や整流板、熱電対もひん曲がってるから、もしかしたら一部が欠け落ちることもあるかも。
落ちたハンドリングヘッドなどが燃料のナトリウム流路をふさいでしまった場合は炉心溶融につながる可能性もある。
更に、炉心上部機構とハンドリングヘッドを無事に引き上げたとしても、
次は炉内の端っこで引きちぎられてグニャリと曲がってるMARICO-2試料部を
うまいことつかんで引き上げなきゃならない。これも落っことすと(ry
更にその引き上げをしても、金属ピン6本が原子炉のナトリウムの中で行方不明のまま。
それを残したまま運転再開するわけにはいかないけど、不透明なナトリウムの中で
小さな金属ピンを探す方法は見つかっていないという。
どうすんだろな、常陽さん。もちろんもんじゅのほうも心配だけど・・・。