11/05/08 06:47:23.16 sfkAAyNH0
参議院質問趣意書: 2011年3月10日 平山 誠
URLリンク(www.sangiin.go.jp)
二 かつて高速増殖炉を研究していたイギリスではサッチャー政権下の一九八八年に
「高速増殖炉はこの先少なくとも三十年から四十年は必要でない」、「年間一億ポンドの出費は容認できない」とされ、
研究開発費の多くを高速増殖炉開発に使うことで新エネルギー開発の費用を縮小させていたと評価し、
一九九四年に原型炉を停止している。同じく高速増殖炉を研究していたフランス、ドイツ、アメリカも
すでに研究から撤退している。
1 他の国が経済性、安全性などの面から高速増殖炉の研究から撤退したことについて、
政府としてどのように評価するのか。
2 ロシア、中国で運転している実験炉、原型炉は濃縮ウランを燃料とする高速炉であり、
使用済燃料中のプルトニウムは使わず、「もんじゅ」とは役割が違う。
また、インドで運転している実験炉は国際原子力機関(IAEA)の査察を受けることが
定められている民間利用施設から除外されたことからも軍事用、少なくとも兼用であることは明らかである。
さらに、フランスが計画している原型炉アストリッドは放射性廃棄物対策が目的の高速炉であって、
高速増殖炉ではない。各国が、事故や経済性の問題から撤退している中、技術、安全性、経済性など
多くの不透明な要素を抱えるにも関わらず、日本だけが商業用に「もんじゅ」など
高コストの設備などを含めた高速増殖炉研究を続けるのはなぜか。
東日本大震災前日の日付になってるが、これって実際に質問されて答弁されたんだろうか。