11/05/07 19:43:02.70 0N8hrf1P0
>>340
うん。恐ろしいことに原子炉内部で装置ぶっ壊したあとに、それに気づかず外部電源喪失試験とかやってる。
いま常陽がなんとか無事なのは偶然にすぎない。
---
H19.05.30 炉心上部装置にくっついているMARICO-2の試料部の切り離し。
→★切り離しに失敗し、試料部はぶら下がったまま。
しかもそれに気づかず、切り離しに成功したと思い込んだ。
H19.06.01 回転プラグを操作し、炉心上部装置を元の位置へ戻した。
→★この際、ぶら下がったままの試料部をへし折った。
★接続ピン6本も吹っ飛び、原子炉内にばら撒かれて行方不明のまま。
★しかも、へし折ったことにすら気づかず最後まで移動したため、
へし折られた試料部との接触で、炉心上部装置の下側も損傷した。
★作業終了後も、へし折ったことに気づかなかった。
正常に終了したものと思っていた。
---★この間、色々バキバキにぶっ壊したことに気づかないまま「外部電源喪失試験」などを実施---
H19.06.11 燃料交換装置を移動させ下ろしたところ、へし折れた試料部にぶつかり荷重異常が発生。
H19.06.19 燃料交換装置を引き上げてみたら、なんかにぶつかった痕を見つけた。
---★崩壊熱でアッツアツだったので調査できず、崩壊熱低下待ち---
H19.8月頃、やっと崩壊熱が下がったので炉内のナトリウム液面を下げ、調査を開始。
ここでやっと試料部をへし折ったことに気づいた。
---
事故原因: 試料部を切り離すためのフィンガー部が、設計ミスのためどうあがいても切り離せない作りになっていた。
過去に使ったMARICO-1でも設計どおりに作れば切り離せないという設計ミスがあったが、
製作誤差のおかげでギリギリ切り離せていた。
MARICO-1でもMARICO-2でも切り離しの検証試験は行なっていなかった。
解決方法: 傷ついた炉心上部機構を丸ごと引っこ抜いて撤去。引きちぎったMARICO-2試料部を撤去。
ここまではできたとしても、原子炉内に落っことしたピン6本を探すメドはたっていない。
また、炉心上部機構は丸ごと交換するので新しく作る必要がある。
常陽はすでに30年運転した老朽施設。
寿命が40年と考えればこのまま廃炉にしたほうがいいのに何故か平成26年の運転再開を目指している。
運転再開できたとしても使えるのはせいぜい6年。
致命的な事故を起こしておいて、炉心上部機構作り直しとか高い金をかけてまで運転再開とか気が狂ってる。