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原子力発電による発電量あたりの平均死亡率は、
石炭火力発電よりもさらに高い(かもしれない)
URLリンク(furukawayuki.blogspot.com)
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ところが、京都大学原子炉実験所のこのレポートによると、
1945年から1989年まで(つまり45年間)の原子力のためにガンで死亡した人数は、
ICRPというモデルで計算して117万人、
ECRRというモデルで計算して6160万人にのぼるといいます。
京都大学原子炉実験所のレポート
ECRR2003報告における新しい低線量被曝評価の考え方(PDF 全52ページ)
URLリンク(www.rri.kyoto-u.ac.jp)
本委員会は以下を勧告する:
・公衆の構成員の被曝限度を0.1 mSv以下に引き下げること。
原子力産業労働者の被曝限度を5 mSvに引き下げること。
・全ての人間の権利が考慮されるような新しい取り組みが
正当であると認められねばならない。
・放射線被曝線量は、最も優れた利用可能な技術を用いて
合理的に達成できるレベルに低く保たねばならない。
・放射能放出が与える環境への影響は、全ての生命システムへの
直接・間接的影響も含め、全ての環境との関連性を
考慮に入れて評価されるべきである。
根本的な違い
・ICRPモデルによれば、セラフィールド核施設・再処理工場
周辺における小児白血病発生群の原因は、放射能汚染で
はありえない。被曝線量レベルが数百倍低いから。
・ECRRモデルでは、その数百倍を内部被曝のその形態に
おける係数(生物学的損害荷重係数)として扱い、
ICRP モデルでの線量にそれを掛け合わせた修正線量を利用する。
外部被曝についてはICRPモデルを基本的に容認。
細胞線量の確立の必要性を主張する。
・ICRPの立場では、白血病の子供の数が増えれば増えるほど、
より強固に放射線被曝が原因ではない、と主張することになる。
したがって根本的に対立する。
ICRPモデル:
「冷戦の秘密主義と統制体制の時期にDNAが発見されるよりも以前に、
生きた細胞の放射線に対する生物的応答のほとんどが知られていなかった時期に、
主として軍当局に支援されていた物理学者達によってつくられたものである。」(第5章)
10万人に一人が死亡するリスクは些細か?
・受容論
ロンドンのあるホテルにチェックインしたある狂った男がショットガンを持っており、
彼が60人を射殺するつもりだと警察に告げたとしよう(10万人に一人)、あるいは、
例えそれが一人であったとしても(600万人に一人)、社会は当然のこととして彼
が逮捕され、監禁されることを期待するだろう。しかしながら、核施設からの放射
性物質の放出にはそのような刑罰は課せられていない。
・自然のバックグラウンド
もしも、ある木から一本の枝が落下して、その真下を歩いていたある人を殺してし
まったとするならば、これは神の仕業と見なされるだろう。一方で、誰かがその全く
同じ枝を拾い上げ、別の誰かの頭を殴りつけて彼らを殺すのにそれを使ったとす
れば、これは殺人になるだろう。害あるいは死さえも引き起こす能力のある放射性
物質の放出は、自然界の類似物との比較に基づいて正当化するこはできない。
全体の結論は:エグゼクティヴサマリー参照以上