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「危険な話━チェルノブイリと日本の運命」広瀬隆著(八月書館1987年刊)から
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そこで、テレビ局を調べると、民放は最大のスポンサーが電力会社で、
しかもニュース番組を完全におさえている。具合の悪いニュース番組は極力流さないようにできます。
内部の人に会って話を聞くと、「テレビ局は、あれはジャーナリズムなんてものじゃない。
恥ずかしいことだが、何も言えないのと同じだ。どうでもいいニュースばかりを追っていて、
肝心の最大の問題を放り出している」と自分で言うぐらいですから、推察してください。
NHKは大丈夫かと言えば、経営問題委員が平岩外四、これは東京電力の会長ですよ。
解説委員の緒方彰、このいかめしい顔をしながら、原子力産業会議の理事です。
放送番組向上委員の十返千鶴子、NHK理事で放送総局長の田中武志が、いずれも原子力文化振興財団の理事です。
この財団は、東京の新橋にオフィスを訪ねてみましたら、原子力産業会議と同じビルの同じフロアにあり、
『原子力文化』というPR雑誌を発行している原子力の宣伝部隊です。
これを開くと、チェルノブイリ事故直後の七月号に、放射線医学総合研究所の館野之男という人物が、
「退避の必要なかったワルシャワ市民」というとんでもないことを書いています。
彼こそ、日本の新聞紙上で「すべて安全」と言い続けてきた人物です。