11/03/24 22:57:58.58 vbtVr0OL0
>>165
●科学的に調査・検討を重ねて、放射線リスク評価を行う機関
URLリンク(www.csij.org) などより
・ICRP(国際放射線防護委員会)
放射性物質を使用している機関に所属する科学者・専門家で占められる。
1956年以降はWHO(世界保健機構)の諮問機関として放射線防護に関する国際的な基準を勧告してきた。
ICRPの勧告は国際的に権威あるものとされ、日本を含む各国の放射線防護基準の基本として採用されている。
・ECRR(欧州放射線リスク委員会)
欧州議会のなかの環境派グループ(緑の党)によって1997年に設置。ICRPより厳しい基準。
公衆衛生、労働衛生、疫学などの専門家をも含むべきとし、さらに、リスク社会学者、法律家、政治家、
NGOメンバーなど自然科学者でない者もメンバーや協力者に含まれている(ECRR報告書巻末のリストを参照)。
●外部被曝の影響に関する資料
・カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)物理学科 Ben Monreal 教授
URLリンク(ribf.riken.jp)
1000mSv/年の被曝時、10000人あたり3人が被曝のせいで白血病に、20人が癌になる
・ICRP基準(国際標準)
URLリンク(www.rist.or.jp)
一般人の致死癌のリスク係数 0.05/Sv (1Svを浴びると100人のうち5人が、1mSvだと10万人中5人が癌で死亡する)※大人に限れば0.04/Sv
一般人の白血病のリスク係数 0.005/Sv(1Svを浴びると1000人のうち5人が、1mSvだと100万人中5人が白血病になる)
受胎後8-15週に被曝した場合、胎児は、IQが30/Sv低下(100mSvでIQが3低下)、
重度精神遅滞のリスク係数は 0.4/Sv(1Svを浴びると100人のうち40人が、1mSvだと2500人に1人が重度精神遅滞になる)
※ただし、以上のリスク係数は、ごく微量な線量に被ばくした大集団についてガン発生数を求めるために用いてはならない。(ICRPの2007年勧告)
これは、既にある原子力施設(または原子力事故などの線源)が何人の健康を損なうかの評価に使うのは
正しくないことを意味する。(「放射線防護の考え方」草間朋子ほか著、日刊工業新聞社)
外部被曝については、一般公衆については1mSv/年を限度とする。ただし、特別の場合5年間の平均で1mSv/年ならば良い。
放射線作業従事者については、5年間で100mSv以内、1年間では50mSvまで
・ECRR基準(厳しめの基準)
URLリンク(www.csij.org) など
一般人の致死癌のリスク係数 0.1/Sv (ICRPの2倍、1Svを浴びると10人のうち1人が、1mSvだと1万人中1人が癌で死亡する)
小児の白血病のリスク係数 内部被曝を含めると 0.5/Sv(ICRPの100倍、1mSvで2000人に1人が白血病になる)
外部被曝については、一般公衆については0.1mSv/年、放射線作業従事者については5mSv/年を限度とする(ICRPの1/10)
※日本人の場合、100人のうち約50人、10万人中約5万人が癌になり、100人のうち約30人、10万人中約3万人が癌で死亡する
白血病の発症率は10万人中6人、小児白血病の発症率は10万人中4人とされる