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高木学校 原子力教育を考える会
崎山比早子
崎山:ヨウ素剤についてお話したいと思います。
被爆のことなんですが、被爆の仕方には体の外から被爆する「外部被爆」と
体の中から被爆する「内部被爆」の二種類があります。
外部から被爆する場合、ガンマ線とかX線とか医療被曝とかとても多いんですけど
事故が起こった場合の中性子線、あとベーター線なんかもあります。
例えばプルトニウム、三号機ではプルサーマル燃料を使ってますけど
そのプルトニウムの場合はアルファ線が出てくるんですが、アルファ線の飛ぶ距離というのは
非常に短いんですね。大体細胞でいうと4つぐらいで止まる程。
飛ぶ距離は短いのですから体の外にある場合はあまり心配しないでいいですが
空気だとか、食べ物、水、体に取り入れますと細胞は近距離にありますので
アルファ線によるダメージはとても大きくて、例えばガンマ線やベーター線に比べ
生物を破壊する能力は20~30倍。ですから一度体内に入るとアルファ線というのは非常に怖い。
プルトニウムなんかは体に入ると半減期は2万4000年ですし
体の外へ非常に出にくいので、一生抱え込むということになります。
ヨウ素剤なんですけど、放射性ヨウ素剤は揮発性ですから空気中に出てくることになります。
それは吸入や食事なんかから入ってくる訳ですが、どのような物によって放射性ヨウ素が入ってくるかで
吸収のされかたがそれぞれ違う訳です。
空気なんかは肺から入って肺から吸収。
食事や水ですと、腸から吸収されて血液に入る。
そのように一度でも吸収されたヨウ素は甲状腺に集積します。