11/10/21 18:34:15.42 SvoaavxX0
富士山は火山としては雑魚クラスなんて言ってる人もいるけど、
富士山の誕生してからの総噴出量は日本の火山の中ではトップクラスなんだぜ。
その証拠に富士山は火山としての体積が非常に大きい。
体積が大きい活火山
URLリンク(kazan-net.jp)
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日本の陸上の火山としてはトップは阿蘇山に譲るものの、それに次いで第2位。
成層火山としてはダントツ1位。2位の八甲田山の約三倍。
カルデラ火山の姶良火山よりも大きい。勿論カルデラ火山の体積には噴出された火砕流堆積物などが含まれている数字。
日本の第四紀火山カタログ
URLリンク(www.geo.chs.nihon-u.ac.jp)
富士山は約八万年前の誕生以来、殆どずっと粘性が低く比較的静かな噴火をする玄武岩質マグマを噴出し続けている島弧型火山としては極めて珍しい火山。
粘性が低いマグマだから上昇しやすく、カルデラ火山の粘りっこいデイサイト質マグマのように数万年から10万年位かけて地下に膨大なマグマを溜め込む事をせず、もっと短い間隔で噴火する。
ただし他の成層火山に比べてマグマ供給量が多かった結果、このような巨大な山体になったものと思われる。
新富士といわれる最近一万年の噴出量は約40km3といわれる。これは数万年から10万年に一回で、約100km3から400km3といわれているカルデラ火山の破局噴火と比べても引けを取らない多さ。
約2500年前、富士山の南東斜面が大きく崩壊した事が堆積物の調査からわかっている。
堆積物の規模の大きさから考えて、当時は南東斜面がかなりえぐられたと考えられる。しかし今の富士山の山体にその痕跡は見えない。
これはその後の噴火活動で修復された為と考えられる。それだけ富士山の噴出量が多かったという事である。