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>>1のつづき。
「アナウンサーと選手の『ファンにメッセージを』『応援してください』はアイドルのファン
イベントみたいでウンザリです。お立ち台で笑いを取ろうとする野球選手がいるのは、
テレビのバラエティー番組出演が常識になった影響もある。ラミレスをはじめ自分の
ギャグというか、フレーズを持ってる選手もいる(笑い)。これではスポーツ選手が身近と
いうより軽く感じる。以前、甲子園で金本と一緒にお立ち台に上がった下柳に
『(こんなに打点を挙げて)金本さんをなんと呼んだらいいんでしょう』と得意げに聞き、
下柳がボソッと『アニキ……』。盛り上げるのは悪くないが、選手に笑いを取らせる
前ふりをするのがアナウンサーの役目ではない」(作家・松野大介氏)
プレーについて選手の言葉を引き出してこそのインタビューだ。
「プレーに関しても『どんな気持ちで打ったのですか』と必ず気持ちを取り上げたがる。
ヒーローインタビュー自体はいいアイデアなのに、おちゃらけたらスポーツの価値が下がる
だけです。試合後にサインボールを客席に投げるのもやり過ぎ。試合でいいプレーをすれば、
『また来てください』と言わなくてもお客は来ます」(松野氏)
過剰な演出やつまらないインタビューが野球そのものをおとしめているのである。
(日刊ゲンダイ2011年9月17日掲載)