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■広報レポート <感謝の表し方>
ベースコーチが腕を回すのを信じて、主砲が足で決勝点を叩き出しました。
2-2の3回1死二塁、小谷野選手への投球が暴投となり、バファローズ鈴木捕手がフェンス際まで大きく弾く間に二塁走者の中田選手が一気に生還。
「迷うことは何もなかったですね」と、打撃同様の思い切りが1分けをはさむ4連勝をもたらしました。
初回2死二塁の場面では、フィガロ投手の150キロを超えるストレートに狙いを定めて、打球をレフト前へ運び先制点をマーク。
試合前の打撃練習中、梨田監督と福良ヘッドコーチに「ため」をしっかり作るよう助言を受けると早速打席で実践し、
3回も先頭打者で左翼線二塁打を放って出塁。首脳陣への感謝をバットで表したのです。
そのバットも、打席ごとに入念にタオルで磨き上げ、汚れを落とすのがある種儀式のように映ります。
豪放らい落に見えて道具への思い入れは人一倍です。また、このカードは広島から家族を招待し、前夜札幌ドームで行われた花火大会を鑑賞してもらう気遣いも。
感謝の気持ちを欠かすことのない22歳に、自ずと打点を挙げる多くのチャンスが巡ってくるのもうなずけます。
デーゲーム終了時点で69打点はリーグトップ。「まだまだ自分が中心選手だとか、
レギュラーだと思ってもいませんし、毎試合必死にやるだけ」と謙虚な姿勢を崩さない中田選手。
今後も変わらぬ気持ちでチャンスを呼び込み、チームに勝利を呼び込みます。
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