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西武の菊池雄星投手(花巻東高出)はプロ初勝利を挙げた
オリックス戦から一夜明けた1日、「正直勝ててほっとした。
この一勝は本当に大きい」と喜びを語った。ブルペンで絶不調だったため
「思い切ってスリークオーターに腕を下げて臨んだ。本能で投げたのが
良かったのかな」と裏話も披露しながら、記念の勝利を振り返った。
6月30日の試合直前、背番号17はブルペンで焦っていた。ストライクが入らない。
「本当にひどい状態でフォームもバラバラ。監督、コーチに苦笑いされた
くらいですよ」と明かす。「中継ぎを早めにつくらせろ」の声がつらかった。
「これだけ悪いんだから、もう横から投げちゃえって。高校時代と同じスリーク
オーターに腕を下げたら真っすぐもピタッと決まり、スライダーにも切れが出た」
これが六回途中まで2安打2失点の好投につながるのだから不思議だ。
「腕を下げる『ひらめき』で助かった。あのままだったら初回降板ですよ」
と冗談まじりに語った。
最速145㌔にとどまった球威についても心配はなさそうだ。
「ダーっと思い切り投げれば140㌔後半は出せたが、球速以上の速さがあった。
138㌔でも伸びていたし、質というか、球の回転はいつも以上にいい。
だったら無理せず、このままでいいかなって投げていた」と自分の感覚を信じた。