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星野楽天8コーチ入れ替え貧打に我慢限界
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チームの現状を洞察し、足りないと見た部門を重点的に動かした。8人に及ぶ配置転換を見ると、投手コーチは1、2軍、育成部門
とも一切動かしていない。1軍で2点台中盤を維持する投手陣は順調に機能していると判断。手を入れたのは攻撃部門だった。
この日の試合で67イニングぶりにタイムリーヒットが出たが、打撃陣の不振は根深くテコ入れ必須の状況だった。星野監督は「フリー
打撃からミスショットが多い。上がってくる感じがない。技術そのものが足りない」とジャッジ。攻撃全般の知識にたけた外野守備担当
の本西コーチを、打撃部門補佐に据えた。
加えて、小差の試合が続く中で、シビアな状況判断能力が欠如している現実も知った。スクイズバント、ヒットエンドランのサイン見
落とし。進塁できる場面で滑り込んでしまう走塁。要所でベンチ主導の試合運びが出来ないケースが続き、「過去には経験がなかった。
昨年はどういう形だったのだろうか」と思案していた。中日監督時代にプレーヤーとして重用した関川、種田両コーチは、星野監督の
目指す野球、ゲームプランを熟知している。選手にいやらしさをすり込ませたい意図が透けて見える。
船出から半年、交流戦前というタイミングでの大きな人事。一番の狙いは単なる「テコ入れ」ではないのかも知れない。監督自身が
選手を厳しく叱咤(しった)し、時に優しく気配りし選手を導く今のスタイルは、実は本意ではない。「コーチにもしつこさが欲しい。
コーチも鍛えたい。在任中に財産を残したい」と話す。
指導者が任された職務をまっとうし、受け身ではなく能動的に意見する。監督は意見に対しアドバイスを送る。あるべき像に届かない
ジレンマがあった。監督はファームから送られてくる膨大な資料に日々目を通している。昇格降格という短絡的な判断ではなく、適材
適所を洗い直し、育成部門の詳細まで配置転換した。真のプロ集団へと改革する。大シャッフルにはそんな狙いがある。