11/06/17 21:36:37.17
私が考える”芸術家”と”芸術家ではない人”の違いについてお話ししましょう。例えば、ある同じ場所に2つのレストランがあるとします。
1つのレストランでは、シェフが”自分が作りたい料理”を作っています。
心の内から湧き起こる創作意欲がメニューを決めています。
そのレストランがどこにあろうが、前をどんな人たちが通り過ぎようが気にしません。
もう1つのレストランでは、シェフが”みんなが食べたい料理”を作っています。
一人でも多くの人たちに食べて欲しいと思っているので、店のロケーションや前を通り過ぎる人たちを観察しながらメニューを決めています。
いささか極端ですが、前者が ”芸術家” であり、後者が ”芸術家ではない人” だと思っているのです。とは言っても、実際は、そう簡単に両者を定義づけることはできないでしょう。
どちらも、料理を作る、つまり、ものを生み出すという点では、”芸術家”なのですから。
あくまで、ひとつのわかりやすい例として挙げさせてください。
私は、後者です。ヒットや流行を作るために、店のロケーションや前を通り過ぎる人たち、
すなわち、時代のニーズを読みながら仕事をして来ました。