16/01/28 19:01:44.28 sATiXOqt.net
もう一つ問題に感じたのがリアリズムの位相とでも言うべき部分。太郎や凛花の挫折や「他人からの幸福の押しつけに対する不満」という部分でリアリズム
寄りであるのに対し、物語の圧倒的大半を占める他部活からの追いかけっこ部分にリアリズムが欠片も無いのである。スキー部がスキー板を、スケート部が
スケート靴を履いて追いかけてくる辺りはまだギャグとして理解するとして、茶道部がお茶をぶつけてきたり、弓道部が矢を放ってきたり、剣道部が本気で
竹刀を打ち込んできたり、太郎たちもそれに対抗して平然と相手の顔面を拳で殴ったりする辺りになると「これはどういうレベルにリアリズムの段階を
設定しているの?」と不安になってくるのだが、極めつけは「粉塵爆発」である。普通の高校生が学校内で「粉塵爆発」なんか起こしたら部活設立どころの
話じゃ済まなくなると思うのだが…場面ごとでのリアリズムの位相がグチャグチャ過ぎてちょっと付いていけない部分があった