15/01/16 12:16:51.00 kZKRahtT.net
面接や小論文でいい人材が採れるという幻想
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たとえばこの2、3年、医学部の教授たちが製薬会社からお金をもらって治験データなど
の改ざんを平気でやっているということが表面化している。
昔であれば、学生たちが糾弾集会などを方々の大学で起こしていることだろう。
しかし、私の知る限り、「不正疑惑の説明を」と公開質問状を出したのは、東大医学部
の学生だけだった。
これは、2008年度入試から東大の医学部が入試面接を廃止した影響と私は考えている。
入試面接をやるとどうしても、教授のいいなりになるような学生が入りやすいし、大学の
教授陣も、自分に逆らってくるようなユニークな人材より、大人しいマニュアル通りの面接を
する受験生を採っている傍証と言えるかもしれない。
しかし、財政処置をちらつかせられたら、東大も入試面接を復活する言い訳に使うことだろう。
そのほうが不正をやられても学生が騒がないのなら、私が教授でもそうする気がする。
日本人には、面接や小論文でいい人材を採れるという幻想がある。
外資のエグゼクティブに聞いた話では、彼らは面接重視だが、15分とかそんな短時間の面接
ではなく、その人物がわかるまで何回でも面接を繰り返すという。しかも、採用した人間のでき
が悪ければ、その面接官の責任も問われるのだそうだ。だから、真剣に面接のトレーニングも
受けるとのことだった。