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「また来たいかと言われたらごめんなさい」 初訪日のドイツ人が日本で困った出来事とは
島国の日本は、その地理的条件もあり、独自の歴史と文化を作りあげてきました。その結果、今では世界中の観光客から人気の旅先のひとつになっている一方で、課題も多くあります。
初訪日のドイツ人カップルは、滞在中に困った出来事があったようです。それはいったい、どんなことなのでしょうか。
「日本の旅行はとても貴重な経験でした。でも、また来たいかと言われたら、ごめんなさい。どちらというと私にはハマらなかった気がします。
一番の理由は、日本のみなさんが英語をほぼ話さないこと。カフェやレストランに行ってもなかなか注文できないなど、それが少し残念だなと感じてしまいました」
スイスの教育機関であるイー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF)が毎年発表している、世界の英語能力指数ランキングの2023年版で、日本の順位は113か国・地域中87位。
全世界の平均スコアよりスコアが低く、能力レベルは「低い」と評価されています。
また、観光庁が行った2023年度の「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」の調査結果によると、訪日中の外国人旅行者が旅行中に困ったことの2位は、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」でした。
「『ハロー』とか『ハイ!』とか言っても、目を合わせようとしてくれなくて、英語を学ぶ機会がないのかと思っていたんだけど……」と、キーノさんも、日本人とのもどかしいやりとりにカルチャーショックを隠せなかった様子。
そして、そんな日本人の反応から、日本では英語教育自体がないものだと思ったようです。
日本人にとって、英語力の向上は長年の課題です。2020年からは小学校で英語が必修化され、「読み」「書き」だけでなく「聞く」「話す」などのコミュニケーションを強化する教育が推進されつつあります。
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