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監督や作者が飛行船のシーンについて直接述べているものは見当たらなかったが、以下の資料に飛行船のことが書かれていた。
・『宮崎駿全書』(叶精二/著 フィルムアート社 2006.3)
p.132-151の「魔女の宅急便」の項目でこう書かれている。(以下、引用)
「飛行船『自由の冒険号』の墜落をめぐるパニックと大団円も原作にはない。それまでの抑制されていた日常的展開からは唐突な転調だが、宮崎得意の活劇を一気に噴出させ、娯楽作にふさわしい派手なフィナーレとなった」(p.136)
また、原作者が宮崎作品のファンであること、映画化にあたって「キキが旅立つ時に鐘をならしてほしい」と注文したことが書かれている。あまりの変更ぶりに原作者が難色を示したが、自宅に出向いたりスタジオに招待したりと説得に当たり、「結局宮崎を信頼して全権を託した」とある。
・『魔女の宅急便 文春ジブリ文庫』(スタジオジブリ/編 文藝春秋 2013.12)
「映画『魔女の宅急便』誕生」の中でこう書かれている。(以下、引用)
「特にラストのクライマックスシーンは、入れるか外すかスタッフ内でも意見が分かれたが、あった方がよりエンターテインメント性のある映画として魅力的になるのは確実だった」(p.41)
「原作の設定を活かしつつも大幅に内容を再構成し、時にはそこからかなり逸脱して完成している。そのため原作者である角野が不満を感じることになった。」(P.42)
プロデューサー補佐だった鈴木敏夫はこう述べている。
「メインスタッフの間では、キキが奥様からケーキをプレゼントされるシーンで終わったほうがいい(中略)でも、宮さんがやるなら、必ずおもしろいシーンになるはず」(p.63)
『魔女の宅急便』作者明かす本音、ジブリ映画観て驚き 原作と異なる展開に「あれ?と思いました」
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