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● 実勢価格の57倍、不可解な値付けの背景は?
アルミホイルといえば、台所の定番アイテムだ。読者の皆さんも、冷蔵庫や電子レンジの上などに、ラップとセットで置いていることだろう。
その使い道として、まず思い浮かぶのは、調理や保存関連だろう。魚やキノコを包んでホイル焼きにしたり、おにぎりを包んで弁当として持っていったり。
たまに旅館の夕食で、固形燃料の受け皿として使われている場面も目にするが、一般的に食品に用いられ、時たま「排水口に入れておくと、臭いやヌメリを軽くできる」といった裏ワザ的な使い方が見られる程度だろう。
しかし、ネットの海をさまようと、異なる目的で取引されている例があるようだ。メルカリに目を向けると、ぐしゃぐしゃに丸めたようなものが450円(以下、送料込み)、小さく折りたたんだと思われるホイルが1699円。
いずれも実勢価格からすれば、高い値付けに感じられる。
なかには、使いかけの箱入りアルミホイルそのものが、8000円で売られているケースもあった。
しかしパッケージの商品名で検索すると、実勢価格は140円。
57倍もの高値が付けられている計算だ。その背景には、何があるのだろう。
● 「集団ストーカー」「思考盗聴」…怪しげな文言
市場の原理を考えれば、おそらく購入者は、金額に見合った価値を見いだしているはずだ。
アルミホイルそのものの定価に加え、なんらかの「付加価値」をまとっているのでは……と調べてみると、一連の商品ページに「集団ストーカー」「思考盗聴」「電磁波攻撃」といった文言が書かれていることに気付いた。
このようなフレーズは、ネット上では陰謀論とからめて紹介されがちだ。
多くは「なんらかの意図を持つ組織や人物から監視されている」と感じ、みずからの考えを読み取られないように対策を講じる。一般的に被害が知られていないのは、「公的機関や権力者に隠蔽されているからだ」として、ひとりでも多くの人が「真実」に気付くよう啓発する。
そうした「被害」の防止策として、アルミホイルが用いられているようだ。先ほどの使いかけの箱入り商品にも、帽子を作ったとの説明が添えられていた。
ここで「真実」の有無を語るつもりはないが、なかには「体が軽くなった」といった体験談が添えられている出品物もあり、薬機法や景品表示法などに抵触する可能性が考えられる。
振り返れば、コロナ禍でも「ワクチンを打つと、5G電波を受信する身体になる」といった誤情報が話題になっていた。先日発生した能登半島地震においても「あれは意図的に発生させた人工地震だ」というデマが散見される。
こうした考えが支持される背景には、当然ながら理由がある。
事実が存在しないと示すことは、「悪魔の証明」と呼ばれる。存在は一例でもあれば証拠となるが、なかなか「ない証拠」は集めにくい。
そこへ来て、世間の先行きは不透明。心にスキマ風が吹くなか、より所として期待してしまうのかもしれない。
でも、だからこそ、いったん立ち止まって、価値を見定める必要がある。その「衝動買い」は、思わぬ代償を払うかもしれないのだ。
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