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ウクライナ優位揺らぐ無人機戦闘、ロシアが大量配備で主導権握る地域も
ウクライナ軍の攻撃用小型無人機(ドローン)操縦士の間で、今までロシアに対して築いてきた優位が覆されつつあるとの懸念が広がっている。ロシア側が資金と資源を無人機に投入し、戦場に大量配備し始めたからだ。
ウクライナが機動性の高い「FPV(一人称視点)無人機」をいち早く活用したことは、ロシアの侵攻に対して最も大きな成功を収めた低コストの防衛戦略になった。
しかしロシアも次第に無人機の有効性を学び、活用範囲を拡大している。
両国ともFPV無人機に搭載したカメラの映像を毎週のように公開。そこに映るのは数百ドルで製造されたこの無人機が、ずっと高額な敵の戦車やレーダーシステムを破壊する光景だ。
こうした中でドネツク州東部バフムト近くの戦場で活動するウクライナ第80独立空中強襲旅団所属の無人機操縦士らは、ロシアがより組織的な供給態勢と多くの予算を駆使して主導権を握り出したと明かした。
「コムラード」と名乗る34歳の操縦士は「ロシアの無人機は昼も夜もずっと飛び回っている。彼らが偵察や監視、攻撃用の無人機を量産化していることが分かる」と語った。
URLリンク(jp.reuters.com)