23/09/27 13:56:28.00 rdiMGrdnM.net
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東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、贈賄罪に問われた大手広告会社「大広（だいこう）」元執行役員・谷口義一被告（５８）の公判が２７日、東京地裁（野村賢裁判長）であり、大会組織委員会元理事・高橋治之被告（７９）（受託収賄罪で起訴）が証人出廷した。昨年８月の逮捕以降、高橋被告が法廷で発言するのは初めて。高橋被告は「一切の証言を拒否する」と述べ、検察側の質問に何も回答しなかった。
高橋被告は計５ルートで総額約１億９８００万円の賄賂を受けとったとして起訴された。高橋被告は起訴事実を否認しているとされ、自身の初公判は１２月１４日に行われる予定。
証人尋問で検察側は、高橋被告が経営し、贈賄側からの資金提供の受け皿となったとされるコンサルティング会社「コモンズ」に触れ、「あなたはコモンズの代表取締役ですか」と質問したが、高橋被告は「お答えできません」と返答。野村裁判長から「有罪判決を受ける恐れがあるから答えられないのか」と聞かれると、「訴訟がこれから始まる。デリケートなので、その前に色々申し上げることは一切したくない」と話した。
その後も、検察側から経歴や谷口被告との関係を問われたが、高橋被告は「お答えできません」と繰り返した。刑事訴訟法は、証人が証言によって刑事訴追を受けたり、有罪判決を受けたりする恐れがある場合に、証言を拒むことができると定めている。